先日、大日如来さまとお不動さまから言われましたので、別府弁天池と厳島神社に続きまして、山口県美祢市の秋芳白糸の滝と近くにある大日如来さまのお堂のことを書かせていただきます。
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山口県美祢市 秋芳白糸の滝 穴場の観光地
美祢市秋芳町嘉万八代にある秋芳白糸の滝(別名 秋芳大滝)。
厚東川の上流に位置し、白糸を垂らしているように細く水が流れることから、この名が付いたそうです。
上の写真のように大きな看板が出ています。県道36号線を走っていると見逃すことはないと思います。
駐車場までの道は大変に細いですが、車は少ないのであまり気にしなくていいと思います。200m進むごとぐらいにすれ違えるように広い場所が作ってあったと思います。
道路は、落ち葉などが落ちていてあまり走りやすくはないかもです。時期によると思いますが・・・
駐車場は、あまり広くはないですが、夏の時期でもあまり観光客がいないので駐車には問題ないと思います。
もし、駐車場がいっぱいであったら、少し上まで登って、キャンプ場の駐車場に停めることもできます。
左の写真のような道路を歩いていき、親水公園という看板があります(写真撮ったけど、アップロードできませんでした)。
すると、右の写真のような橋を渡ります。
公園内に入ると、道に落ち葉が左の写真のようにありますので、滑らないように気を付けて!!
探すと、右の写真のような
大日如来
さんにも出会えます。
途中、きれいな川に沿って歩いていきます。
そうすると、左側にお不動さま、右手側に白糸の滝が見えてきます。
まずは、お不動様にご挨拶をしましょう!!
少し、お不動さまの説明。不動明王さまは、大日如来さまの化身と言われ、弘法大師・空海が中国に渡り、恵果阿闍梨さまからその秘儀を受けて日本に広めたと言われる現世利益・招福の本尊です。本当に簡単にですが・・・
この不動明王像建立の由来は、江戸時代前期に山岳信仰が栄えていた当時に豊前の国彦山系修験者(山伏)が霊峰四城ケ岳(桂木山)修行途中、この滝にうたれて身を清め、諸願成就の祈りを捧げたと古事記にあるそうです。
古くから信仰の里として栄えたところで、昭和19年にこの地を襲った台風水害で、不動明王像が流失し、地元の人がそのお姿を探し求めて、45年後の平成2年8月に再建されたものだそうです。
これが、白糸の滝です。
画像に映ってるカップルが水着に着替えて、この後、滝つぼで水遊びをしていました。
あまりにも微笑ましかったので、「遊んでいるところを遠目から写真に撮っていいか?」って聞いたのですが・・・
全力で拒否されました。変な人と思われたのかもしれません・・・・
散歩に来た犬やお父さんとやってきた子供も水浴びをしていました。
この滝つぼは浅いので、水遊びに来るのもいいかもですね~。
この白糸の滝は、先程のお不動様のところで説明したように、英彦山に本拠を構える山伏たちの最東端の修行場であった「桂木山(標高701.5m)の登山口であり、修行に来た山伏たちは、この白糸の滝で身を清め、不動明王さまに願いを込めて桂木山を目指したそうです。
また、北斗七星にちなむ「妙見信仰」に中国地方から畿内、北部九州にまで勢力をはっていた山口の大豪族、大内氏が守り神としてしていたために、桂木山にもその妙見舎が祀られ、山岳信仰と妙見信仰が合わさって、白糸の滝は多くの修験者や信者でにぎわい、その当時は宿坊まで設けられていたそうです。
滝の上の方に上がってみると・・・隠れご神仏さま発見!!
是非、探してもて下さい!!
白糸の滝をキャンプ場の方まで上がっていくと、小さなお堂もあります。
是非、ご挨拶をしに行ってみて下さい。
山口県美祢市 白糸の滝ではそうめん流しをやっているの??
そうめん流しのお店、やってる気配がないな~と思ったので、調べてみると、
山口県美祢市の秋吉台国定公園観光情報では、2017年度からそうめん流しのお店は閉店になったとのことです。
残念ですね・・・。
ですので、トイレも使用できる状態ではないかもしれませんので、済ませてこられる方がよいのではないかと思います。
ちなみに、自分はキャンプ場まで歩いて上がって、トイレをお借りしました。
山口県美祢市 白糸の滝って、心霊スポットなの・・・??
そんな気はしなかったですけどね・・・・
確かに夜に来ると怖いと思いますけど、山の中に夜に行けばどこでも怖い気がしますしね~。
修験道の方(山伏)が修行していた時の意識がまだ残っていたりするとは思います。それを静かに、不動明王さまが見守っているという感じでしょうか・・・?
その頃のイメージを自分が感じ受け取っただけだと思います。
まったく怖いものではないと思います。
お不動さまともお話しましたが、特に観光客の人たちが増えて、にぎわって欲しいとかそういう思いはないようでしたし・・・
ただ静かに、その場所にいるという感じでした。少ないけれども、来てくれた方たちを見守っているという風ですね。
山口県美祢市 白糸の滝 住所・駐車場
住所:〒754-0601 山口県美祢市秋芳町嘉万栢木
県道36号線を秋吉台方面から三隅町へ真っ直ぐ走っていると看板が出ているので分かると思います。
駐車場:有り(無料)。大きく無いですが、あまり人がいないので問題ないと思います。停めれないときには、上に登れば、キャンプ場の駐車場があります。キャンプ場の駐車場からも白糸の滝に下りられる歩道もあります。
交通アクセス:公共交通機関では難しいというより無理だと思います。、お車・タクシーが無難です。JR新山口駅からバスで40分→柏木から徒歩20分と歩かないといけなくなります。
大日如来さまのお堂
別府弁天池・厳島神社と白糸の滝の間にあります。どちらに近いかといえば、別府弁天池・厳島神社寄りです。
別府弁天池・厳島神社から行くと、運動公園を過ぎたところのすぐ先です左側に注意していてください。交番のある三差路まで行くと、行き過ぎです。
お堂にいらっしゃる大日如来さまについて
市指定有形文化財(昭和58年3月8日指定 彫刻)の木造大日如来坐像ということです。
本像は、この大日堂のご本尊として祀られているそうです。
平安時代注記ごろの作で、江戸時代中期に修理されています。像高95.5cm。頭部と同部はヒノキの一木造で、一部小材で補っています。全身に金泥彩が施され、頭髪・眉・瞳・口ひげは黒く、また唇は朱彩で赤く描かれています。台座・光背には補修の痕跡があり、台座裏に延享元年(1744)7月吉日、津村甚之丞兼規と墨書されています。
平安時代の律令制下において、嘉万の大領電田に公田が置かれ、真言宗孝養寺があったと伝えられていますが、この寺に本尊が大日如来像であり、孝養寺が廃寺となって、大日堂に移されたものと言われています。本像は素朴な地方作ですが、製作年代が古く、里人の信仰を集め護持されていたことは尊く、貴重なものです。(平成20年度 美祢市教育委員会)
お堂にも、大日堂という名前がきちんとあったんですね。
お姿が見れないんですけど、一年に一回とか、何年に一回とか御開帳の日があるのでしょうか・・・?
大日堂の大日如来さまは、このブログに書いていることをすごく喜んでいる感じが伝わってきます。別府弁天池・厳島神社や白糸の滝に行かれる時には、大日堂にも是非寄られてみてください。
大日如来さまが本当に喜んでくれると思いますよ!!