コラム

植松努さん(植松電機 専務取締役)の本を2冊読みました。

昨年のクリスマスの時期に、お知り合いの方がTEDxSapporoの動画をLINEに送ってくれました。

この動画を見ると温かくて泣けてくるということとFacebookでお友達になられたということでしたので、どんな動画なんだろと思いながら見させていただきました。

自分自身も、その内容を見て、お話をされている植松電機 専務取締役 植松 努さんに大変興味を持ちました。

そして、みなさんにもこの植松 努さんという方を知っていただきたいなと思いました。
みなさんに「知ってるよ。」と言われてしまうかもしれないですが・・・

逆にお前、遅いよとも言われそうですが・・・

先日、ブックオフに顔を出した際に本を選んでいると植松 努さんの本を2冊見つけました。

まさに引き寄せですね。植松さんのことが意識になければ、気づくことなく素通りしていたと思います。

今日は、その本を読んで少し感じたことを書きたいと思います。
まず2冊の本ですが、『NASAより宇宙に近い町工場 僕らのロケットが飛んだ』と『好奇心を天職に変える 空想教室』という本になります。
どちらから読むかと言うのを悩んだのですが、本の発行日を見て、『NASAより宇宙に近い町工場』こちらの方から読むことにしました。

 

Contents

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無理という言葉をこの世からなくす!

まず1番最初に目がとまった文章は、目標は『どうせ無理という言葉をこの世からなくすこと。』そして、『成功するための秘訣とは、成功するまでやるということ。』
植松電機は、社員20人という会社で、しかも自腹でロケットや人工衛星を作るという宇宙開発の仕事をやって退けている。

植松さんが言われると言葉の重みが違うなと思いました。

 

ドリームキラーの全否定を受けても夢をかなえる

その後は、小学校の先生に夢を叱られたという子供の頃の話に入ってきます。

小学生の卒業文集で『自分で作った潜水艦で世界を旅したい。』と書いて全否定されたことや中学生の頃に『飛行機やロケットの仕事をしたい。』と言うと周りの大人みんなから「お前の頭でできるわけがない。」とまた全否定されてしまうそうです。

ドリームキラーと言っていいのでしょうか?

ありがちだな~と思いながら読んでしまいました。

自分自身も周りの大人から「そんなの無理!!」と言われたり、あきれられたりということが、数限りなくあります。

でも、植松さんのすごいところは、大学を卒業して飛行機の仕事に実際に就かれていること、今現在、ロケットの仕事をされていることです。

読んでいて、さみしいなぁ~と思ったのは、植松さんが飛行機の仕事を辞められた理由です。

飛行機の仕事をしているのに飛行機に興味がない人が増えたことが理由だそうです。大手企業だからとか、お給料がいいとか、お休みが多いからという理由で仕事を選ぶんですよね。自分もそのような理由で働く会社を選んだことがあるので人のこといえませんが・・・

子供の頃に成績がいいと、周りが医者になるようなルートを付けていってしまうというようなことも書かれていました。まさしくその通りだなと思いました。

「なんとなく・・・子供の頃から勉強ができたので、周りから勧められて医者になりました。」「親が医者なので医者になりました。」と実際にお医者さんから言われると、そうかぁ~と思いつつも、何か熱い志があって「医者になりました!!」と言われる方に診察を受けたいなと思ってしまいます。自分だけでしょうか?

実際のところ・・・スピリチュアル的な観点で見ると、医者になることを決めて生まれてきているので、医者になれる環境を選んで生まれてくるのですが・・・

頭のいい遺伝子を引き継げる親を選んだり、医学部に通える金銭的に裕福な家庭を選んでいたりと・・・

話がかなり脱線してしまいましたが、みんながみんな会社の大きさやお給料で働く場を選んでいるというわけではないですよね。興味があること、夢を選んで仕事にされている方もいらっしゃると思います。

 

出会うべき人たちに出会えて、それを生かしている

そして、おばあさんに「お金は一晩で価値が変わってしまうので、お金があったら本を買って、頭の中に知識を蓄えなさい。」と言われたエピソードやおじいさんとアポロ計画で人類が月面に着陸したときにおじいさんが大変に喜んでいたことを鮮明に覚えていることなどを書かれています。

『思いは招く!』と教えてくれた、お母さん。この言葉は、植松さんがTEDxでお話をされた題名がこの『思いは招く!』ですね。

その他にはお父さんにプラモデルを買ってもらえなくて、「プラモデルなんて簡単すぎる。男なら鉄で作れ!」と言われて、鉄で物作りをしていたこと。ペーパークラフトでいろいろなものを作っていると近所の板金屋のおっちゃんが「お前は筋が良い。」と板金の専門書をくれたりということも書いてあります。

すべて今のロケットを作ることに繋がっています。

なんといっても、ロケットを作る上で植松さんも『神様から頂いた出会い』というようなことを書いていらっしゃいましたが北海道大学大学院の永田教授との出会い。

これがまた同じ北海道にいらっしゃるということも大事になってくるのではないでしょうか。

スピリチュアル的な観点で見ていくと、生まれる前にこの人たちに出会うことは決めて生まれてきているということになるわけですが、今につながることをしっかり段階的に経験されてくるように段取りされて出てきていらっしゃるなと感じました。

 

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植松さんの人生哲学・考え方

その後は、植松さんの人生哲学というか考え方が書かれています。
『間違えたらやり直せばいい、知らなければ調べればいい。』や『周りの人たちがもうダメだと言ったからといって、自分もダメとは限らない。』など。
あんまり書きすぎるとネタバレになってしまいますので、これぐらいにします・・・

わかりやすい言葉ですごく胸に刺さる言葉が書かれています。
ロケット教室や講演会で子供たちと接しておられる様子なので、子供たちに読んでもらいたいという思いもあるのだと思います。

優しく、分かりやすい言葉で書かれていらっしゃいます。

自分の経験でも、植松さんが本で書かれているように自分の自信がないということから評論をして他人の自信を剥奪するというようなことをやっていた時期があるなぁ~と思ってしまいました。

そして植松さんが一番言いたいことである『どうせ無理』を『だったらこうしてみたら?』という思考回路ではなく、無理だからどのように立ち回ろうかということを考えながら仕事をしていたなと大変反省させられました。

自分がこの思考でサラリーマン時代に仕事ができていれば、少しは違った成果を出せていたかもしれません。

仕事をしている中で、難しいなと思うことをやらないと楽できるという思考回路を持ってしまっていたなと恥ずかしくなってしまいました。
これからも生きていく中で、これって『無理だろう。』や『難しいなぁ~。』と思うときに、『だったら、こうしてみたら良いのではないか?』や『どうしたら、できるかな!』と言う思考回路で物事を考えれるようにしていきたいと思います。

 

日本とアメリカの考え方の違い

2冊の本の中で、夢を日本の辞書で調べると、〈夢とは・・・はかないもの。叶わないもの〉と書かれているが、アメリカの辞書で調べてみると〈夢とは・・・強く願い、努力すれば実現できるもの〉と書かれているそうです。

ここを見ていくだけでも、夢ということに対しての日本とアメリカの違いが見えてきますよね。

植松さんがアメリカの宇宙船を作る会社を訪ねて、自己紹介したときに趣味で「本が好きです。」というようなことを言ったら、アメリカ人から「どんな本を書いているの?」と聞かれたと書いておられます。

「書いてない。」と答えると、そのアメリカ人は「お金で買うものは、趣味ではなくサービス。本当の趣味は、自分で作り出すもの。それが仕事になることもある。本が好きなら、本を書いてみたら、どうだ?」と勧められたとのことです。

皆さんは、どう感じますか?自分は、結構な衝撃を受けました。

だから、アメリカでは、GoogleやApple、Amazon、Facebookなどの企業が育ち、成長していくのだろうなと素人ながらに思いました。

日本もお金を払って、好きなこと、趣味をするのではなく、自分で好きなこと、趣味を自らやって作って、その延長で仕事になることが主流になる社会になるといいですね

 

TEDxの動画で植松努さんを見ていると、観音さまのお姿が感じられます。

植松さんの優しさは、この観音さまから来ているのかなと思いながら動画を見させていただきました。
自分も北海道の植松電機に行って、子供たちに交じって、ロケットを作って飛ばしてみたいなと思ってしまいました。

自分のミッションに従って、周りからの『どうせ無理』を『だったら、こうしてみたら?』で覆してきた、植松 努さん。

これからも周りからの『どうせ無理』を覆して、ビックリすることを達成されることだと思います。これからも注目していきたいと思います。

植松さんの他の本も是非読みたいなと思いました。

 

下記の書籍の文章を引用しています。

NASAより宇宙に近い町工場 僕らのロケットが飛んだ  著者 植松 努

好奇心を天職に変える 空想教室  著者 植松 努

 

 

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