死神さんのお悩みを聞くことになりました。なぜ、私が選ばれたのか・・・わかりません。
死神さんは、私たちが一般的に思っているような怖い存在ではまったくありませんでした。
お話を聞くことで、お亡くなりになった方たちをあちらの世界に導いてくれたり、次のステップに進んでもらうために日々尽力されているということがわかりました。
それと前から気になっていた、閻魔大王さまと地蔵菩薩さまは同一人物なのか?などのお話が聞けました。
Contents
骸骨姿に鎌を持った〝死神さん〟が現れる!!
枕元に何者かがやってきました。
骸骨の顔に先の尖った長い鎌・・・黒色の衣装(マント?)・・・
まるで、ワンピースという漫画に出てくるブルックのような感じだな・・・
これが世に言う死神という人の命を奪う神様か・・・
とうとう自分もここまでか・・・何もやりたいことが形にできなかったな・・・
あんな交通事故して、お地蔵さまやご神仏さまに助けてもらったのに、申し訳ないな・・・
不摂生が原因か・・・お菓子なのか・・・ラーメン食べすぎたのかな・・・
なんてことを考えていました。
でも不思議と怖さとかはなかったんです。死ぬときって、案外怖くないんだ・・・っていう感じでした。
すると、骸骨から体格のいい茶色の着物を着たおじさんの姿に替わりました。
時代劇の反物屋さんの番頭さんといた感じで、雰囲気のいい方です。
私が?な顔をしていると、「最初に骸骨の姿で見せないと分かってもらえないので。」
そのあと、「一般的にみんな骸骨のイメージなので・・」と言われました。
いやいや・・・「死神です!!」って言ってくれたら分かるし・・・
でも・・・茶色の着物を着たおじさんに「死神です!!」って言われても分からないかも・・・
何年か前に、嵐の大野智さんがTVドラマで『死神くん』ってやってたのを薄っすらと覚えているのですが・・・若い青年ではなく、おじさんです。
『死神くん』もおかしいので、〝死神さん〟と呼ばせてもらうことにしました。
死神さんに相談され、悩みを聞く。
「若い姿で出てきてもいいのですが・・・あまり若すぎるとなめられて話を聞いてもらえないこともあるので・・・かといって、骸骨の姿は不本意なんです・・・。」
「俺には、いきなり骸骨姿だったじゃん!!鎌まで持って!!」
そんなことをやりとりしていると、「悩みがあるんです!!」と。
いきなりかよ!!と思いながらも、死神さんに相談されるとか面白いじゃん!!と思ってしまいました。
「死神と言われて、忌み嫌われているが、亡くなった方に納得してもらい、あちらの世界に帰っていただけるように日々頑張って働いている。」と言うのです。
そんな悩みがあるのね・・・少し違うかもしれませんが、サラリーマンが仕事頑張っているのに上司に認めてもらえない・・・みたいのとすごく似てるのかなと思いました。
「こちらの世界に未練を残して、説得してもこちらに残る方たちもいる。あちらに帰ることに納得していないのでしょうがないが・・・」
営業マンが商品説明しても納得してもらえず、購入してもらえないのと一緒ですよね~。
「説得するのが上手な死神もいるの?」と聞くと、
「上手な死神に説得を手伝ってもらうこともある。」ということでした。
それって重要な商談の時に上司に同行してもらうのと一緒じゃないの~。
なんか、死神さんがサラリーマンに見えてきました。
一般的に亡くなると、お花畑や三途の川に行くというのは、そのような分かりやすいイメージを作っておくと、亡くなったことを納得してもらいやすいからだそうです。
亡くなった親類にお迎えに来てもらうのも、亡くなったときの気持ちが大事になってくるので、親類の方に協力してもらっているそうです。
亡くなった親類が話をしてくれると納得してくれやすいそうです。
死神さんもいろいろと考えてやっているのだなと。
生きてきたときの想い・死ぬときの想い・・・亡くなった方のどうしたいという判断なのだと思いますが、死神さんは、次のステップに早く進めるようにその方たちのために頑張っておられるというのがよくわかりました。
「お亡くなりになった方たちを一生懸命に導こうとしている姿は立派だと思うよ。一般的に怖いイメージがついてしまっているかもしれないけど、気にしなくてもいいんじゃない。あちらの世界に導いてもらった人達も感謝しているし。このブログを読んでくれた人たちも少しは分かってくれるだろうし・・・。」と言うと・・・
「このブログ、今のところあんまり読まれてないし・・・」、まさかのこの返答!!
「まだ、書き始めたばっかりなんじゃ~!!じゃ、読んでもらえるように協力しろ~!!」
こんな感じになってしまいました・・・。せっかく、フォローしようとしたのに。
死神さんの上司は、閻魔大王さまと正塚(しょうづか)の婆さん・・・?
死神さんに冗談で「ちなみに上司は誰?」と聞くと
冗談ぽく、「閻魔大王さまと正塚(しょうづか)の婆さん」と言ってました。
閻魔大王さまと正塚の婆さんや鬼たちと協力して、お亡くなりになられた方たちが次のステップに進めるように仕事をしているのだと思います。
「死神さんに命取られなくてよかった・・・」とまた冗談でこちらが言うと、
「別に死神が命を取りに来るわけではないし、そのようにイメージされてるだけ!!」
「そもそも・・・死神って名前でもないし!!」と言っていました。
そりゃそうですね。こちらが名前つけて勝手にイメージして、怖いものだって思っているだけですね。
正塚(しょうづか)の婆さんって誰なの・・・?
このような声が聞こえてきそうなので、簡単に説明しておきます。
三途の川で亡くなった方の衣類をはぎ取る婆さんのことです。奪衣婆(だつえば)と言ったり、葬頭河婆(そうづかば)なんて呼ばれているらしいです。
閻魔大王さまの正妻という説もあるみたいですよ。
私がお世話になっている庄崎良清先生の篠栗霊場28番大日時にもいらっしゃいますし、川崎大師にもいらっしゃるみたいです。
川崎大師の正塚(しょうづか)の婆さんは、美人にしてくれると信仰されているそうですよ。
正塚(しょうづか)の婆さんは、三途の川で亡くなった方の衣類をはぎ取るということで恐ろしい顔をした仏像などが多いみたいですが、自分のイメージでは気のいい近所のおばあちゃんという感じですね。
おばあちゃんというよりは・・・おばちゃんの方が正しいかな・・・?
閻魔大王さまと地蔵菩薩さまは同一人物・・・?
「日本の仏教の中では、閻魔大王さまと地蔵菩薩さまが同一人物であるとか・・・閻魔大王さまは、地蔵菩薩さまの化身とか言われてるけれど、どうなの?」と死神さんに聞いてみると。
地蔵菩薩さまに「誰と誰が同一人物であるとか、誰の化身であるとかは、どうでもよい!!」と言われてしまいました。
いきなりの地蔵菩薩さま登場でビックリしましたが、その後、何も言わずに帰ってしまいました。
死神さんに、「本当のところどうなの?」としつこく聞くと、
「同一人物というよりは、かなりの魂の経験を積んだ存在たちが、選んでいろいろな役割をこなしている。」
「例えば、地蔵菩薩さまの役割をしていた存在が今度は次に今まで経験していない経験値を積むために違った役割の閻魔大王さまの役割をこなすということはある。また、その逆もある。例えの話として。」と言っていました。
「そうやって経験を積んだ方たちも、もっともっと経験を積むためにさまざまな役割をしてるんだね~。」と死神さんと話していると・・・
地蔵菩薩さまが、死神さんに「何をしてる。帰るぞ~!!」と。
帰り際に、「自分も閻魔大王さまや地蔵菩薩さまたちの役割がこなせるようになるために、今はこの役割でたくさん経験を積む!!」と言って帰っていきました。
まとめ
死神さんたちは、骸骨に鎌を持った姿ではなく、そのようにイメージされることを不本意に思っている。
お亡くなりになった方たちが、あちらの世界へスムーズに帰れるように日々働かれている。そのためにお亡くなりになったことを理解してもらいやすいように、お花畑や三途の川というようなイメージを使ったり、先にお亡くなりになった親類の方に協力してもらったりすることもある。
死神さんたちの上司は、閻魔大王さまと正塚(しょうづか)の婆さんらしく、鬼たちも含めて、お亡くなりになった方たちが次のステップに進めるように仕事をしている。
菩薩さまや閻魔大王さまのような、たくさんの魂の経験を積んだ存在も、今まで経験していない経験値を積むために高いレベルでいろいろな役割をこなしていっている。