黒色や黒猫の意味や解釈、メッセージについて書いています。
特に黒猫については、幸運の象徴であり、不吉なイメージを払拭できればと思い、なぜそのように感じるようになった理由。
世界各国に黒猫を幸運の象徴とする国があることや黒猫を見た時の意味や解釈、メッセージを書かせていただきました。
Contents
スピリチュアルな観点での黒色の意味や解釈、メッセージについて
黒色ってどんな意味があるの?他の色を浮かび上がらせる、重要な役割を持つ色!!
あなたは黒色について、どのようなイメージをもっているでしょうか?
日本では、黒という色を不吉なイメージとして捉えることも多いと思います。
その理由としては、黒星・黒幕・腹黒・ブラック企業などの黒の入る言葉の意味からということもあると思います。闇=黒というイメージからということもあるでしょう。
探してみると、黒が入る言葉で良い表現やイメージのものもあります。
黒字やブラックカード(クレジットカードの最上級ランク)などになります。
神聖な色であり、キリスト教や仏教などの聖職者の衣類に用いられる色も黒色です。
また、舞台で主役を支える人のことを黒子と言います。
これらを考えても重要な役割を持つ色であることが分かります。
黒を象徴する闇や影があるからこそ、他の色が鮮やかに浮かび上がる。光が美しく輝くことができるのです。
黒は、白色の対極にある色であり、陰陽で表すと、白が陽にイメージで黒は陰のイメージです。
陰陽は、中国の易学でいう、宇宙万物を作り、支配する2つの相反する性質をもつ気。
積極的なもの・日・男・春・奇数などを陽。消極的なもの月・女・秋・偶数などを陰と言いますが、どちらも大事なものであり、陰がなければ陽は成り立たないものなのです。
スピリチュアルな観点での黒色の意味は?
光がほぼない状態である黒は、スピリチュアルでは「未知」「神秘的」「無意識」などを表すと言われています。
「未知」という言葉のまだ知らないこと・知られていないということには怖さを感じるかもしれませんが、知らないことだからこそ感じることにできる可能性があるともいえます。
知っているものの可能性は予測しやすいでしょうか、知らないことを知っていくことにより可能性は無限に広がっていきます。
そう考えると「未知」という言葉から怖さというよりも良いイメージが湧いてきますよね。
「神秘的」という言葉には、人間の知恵でははかり知れない不思議なもの・普通の理論や認識を超えたことという得体のしれない怖さを感じてしまうということもあるかもしれませんが、言葉の意味的な面で考えてもポジティブな捉え方のできるものであると思います。
「無意識」に関しては、黒には認めたくないものや罪悪感・弱みなどを隠すというイメージもあるが、「無意識」や人の影の部分・隠したいもの・隠しているものの中に本人が理解できていない才能や不思議な力が眠っているという捉え方もできます。
関連記事 → スピリチュアルな観点でのカラスについて
スピリチュアルな観点での黒猫
以前に同じ黒色のカラスの記事を書いていたときから、黒猫のことを書きたいと思っていました。
ネコに詳しい人に聞いてみると、黒猫は甘えん坊が多く、とても利口で空気を読む猫ということでした。
同じ黒色のカラスと一緒で不吉にイメージされていることが多いようですので、名誉回復のために少し書いてみたいと思います。
そう言っている私もいろいろあるジンクス・迷信を信じて、黒猫が横切ると3歩後ろに下がるというようなことを小学生の頃に友達とやっていたような気がします・・・
黒猫の意味とは?不吉な存在・生き物?本当は、幸運の象徴する存在なのです!!
黒猫は、日本では不吉なイメージがある生き物と言われたりしていますが、昔の日本、江戸時代には福猫として親しまれていました。
それ以前の日本でも猫は魔除けの力を持つと好まれ、幸運の象徴だったのです。
黒猫の招き猫も存在し、魔除け・厄除け効果を期待できるとされています。
黒猫が不吉な存在・生き物ということであれば、招き猫には採用されないことでしょう。
また、病が治る・結核が治ると信じられており、新選組の沖田総司も黒猫を飼ったとされています。
古代のヨーロッパでも崇拝の対象であり、神聖で神秘的な存在とされていましたが・・・
本格的に黒猫が不吉な存在・生き物とされるようになったのは、15世紀のヨーロッパの魔女狩り時代。
黒猫は魔女の遣いとされ、忌み嫌われるようになったことが理由とされます。
魔女の遣いなどと思われるようになったのは、天気や災害を事前に知ることができるといわれたり、何もない空をじっと眺めていたり、目に見えない何かを感じ取ったりしているように見えたりすること。
これが黒猫だけではなく猫という生き物がスピリチュアルな能力があると考えられたためのようです。
それに加えて、黒色なので夜になると、闇と同化し、目が光りや口の中の赤・牙の白が映えて不気味とされたり、小説や映画で不吉の象徴とされたことも不吉なイメージがついてしまったことの原因のようです。
日本にも西洋の文化が入ってくるにつれて、この影響を受け、黒猫が不吉な存在・生き物となってしまったのでしょう。
イタリアでは、近年までこのように黒猫を不吉な存在とする風習が強かったそうです。
世界各国の黒猫を幸運の象徴とする国々
日本以外でどのような国が黒猫を幸運の象徴としているのかを書いていってみたいと思います。
ニュージーランドでは、黒猫を〝妖精の化身〟・〝幸運の象徴〟とし、玄関にいたり、結婚式で通り過ぎると幸運のサインとしているようです。
アメリカは、黒猫が住み着くとその家に幸運が舞い込むと信じられています。
イングランドでは、〟航海の守り神〟。フランスは、餌を与えて敬意をもって接すると幸運をもたらすと言われ、黒猫を〝魔法の猫〟と呼んでいます。
古代エジプトのバステト神は、黒猫の姿をしており、崇拝の対象となっていますし、中国では、幸運と富の象徴とされています。
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黒猫を見た時の意味や解釈、メッセージ
スピリチュアルな世界はいろいろなものを使って私たちにメッセージをくれています。動物もその一つになります。
基本的には、黒猫に対してどのような印象をもったのか?感情を持ったのか?ということが大事であると思っています。
このようなときには、私であればこのような解釈するのではないかということを例として書かせていただきます。
黒猫を見る・見た、近づく・寄ってくるのは、幸福が訪れる前兆かも?
黒猫は、幸運を象徴する存在なわけですから、目の前に現れるだけでも幸運です。
警戒心の強い猫の方から近づいて・寄ってきてくれたりすることは大変に珍しいので、大きな幸福が訪れる前兆と捉えられるかもしれませんね!!
黒猫は魔除けや厄除けの象徴でもありますので、あなたの悪い気を近づくことで払ってくれているとも考えることもできます。
黒色の意味・解釈のところで書いたように黒というものを見た・近づいてきたという捉え方をすると、あなた自身が感じ取れてない可能性を新発見することができたり、近づいてくるわけですから、良いことに発展することが近づいていると解釈することもできると思います。
黒猫が横切るということの本当の意味は?
黒猫が横切ることは、イギリスやスコットランドでは、幸せが訪れると信じられています。
黒猫に横切られると縁起が悪いという解釈の間違いは、縁起の良い黒猫に見向きもされないで素通りされることを縁起が悪いというのが本当の意味のようです。
目の前に幸運の象徴である黒猫が横切ろうとしているわけですから、そのチャンスをしっかりと捕まえて!!というようなメッセージにも思えます。
変化が訪れるとも解釈できるかもしれません。
今考えていること・行っていることに対して、黒猫が横切って、遮って、または終わりにした方が良いというメッセージをくれていると解釈することも状況によってはあると思います。
そのことに対して、違う可能性、違う考え方ややり方もあるのではないかということを教えてくれているということです。
黒猫と目が合うのは、その行動や考えに対して肯定してくれているのかも?
上記の黒猫が横切るのところで書いたように、縁起の良い黒猫に見向きもされないことが良くないということですから、目が合うということは縁起がいいことであるということが分かると思います。
どのような状況で目が合ったのかということを解釈に入れていけば、なお分かることが増えてくると思います。
何か行動をしている時に目が合って、その行動は幸運を呼ぶことに繋がるということを教えてくれているかもしれませんし、考え事をしている時であれば、「その考えは正しいよ!!」と教えてくれていることもあるでしょう。
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神社仏閣に黒猫がいた、見たときは、魔除け・厄除けしてくれているかも?
神社仏閣に黒猫がいた、見た時には魔除け・厄除けしてくれていると考えることができると思います。
実際に神社仏閣にいた猫とお話した時に、「お参りに来ている人たちがご神仏さまの前に行かれる前に悪いものを落としている!!」と聞いたことがあります。
その猫は黒猫ではありませんでしたが、神社仏閣にいる猫の中にはそのような役割をしている猫もいるようです。
もちろんすべての猫がそうであるとは思いませんが、猫や黒猫を神社仏閣で見かけたら、ご神仏さまのお手伝いをしてくれている猫かもしれませんね。
夜に黒猫を見たら、困難や窮地を脱することができる前兆!!ライバルからリードできるかも?
猫は夜行性なので暗闇でも目が見えて機敏に走り回ることができることから、物事の見通しが効くということになります。
暗闇を困難や窮地というように捉えると、それらを脱することができると解釈できる思います。
黒猫は、色が黒色ということもあって、夜と同化することができるので、ライバルなどがいる場合には分からないところで一歩先にリードできるということもプラスとして考えられるかもしれません。
黒猫は夢占いでも幸運を意味するとなっているようです。
現実でも見かけることがあれば、ラッキー!!と思ってもらってもいいと思いますよ。
知り合いの方は、黒猫を見かけると宝くじを買いに行くという人がいます。
結果はどうなのか聞いたことがありませんが・・・
私たちは目の前の世界を見たいように解釈しています。
黒猫に関しても、落ち込んでいる時や気が滅入っている時に見ると不吉な生き物として受け取りますが、気分の良い時には可愛い生き物として感じたりするものです。
どのように感じるかは、あなたのそのときの心境次第というところもあります。
しかし、解釈の練習をしていくと、いいことを引き寄せることにも繋がっていきますので、最初は難しいかもしれませんがやってみることをお勧めします。
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黒猫が子猫をくわえたキャラクターは黒猫の意味や解釈を理解して作ったものなのか?
大手運送会社も黒猫が子猫をくわえたキャラクターを使っています。
シンボルやキャラクターというものに不吉と考えられるものを使いませんよね。
ここからも本来、日本でも黒猫は不吉なものという捉え方はないことが分かると思います。
同社が黒猫のキャラクターを使っているのは、スピリチュアルな意味や解釈で選ばれたわけではないようです。
たまたま黒猫になったのかもしれませんが、知らず知らずのうちに黒猫のパワーをもらっているかもしれませんよね。
ジブリ映画の「魔女に宅急便」の主人公キキの相棒である黒猫のジジも黒猫の不吉というイメージを変えるのに一役買っています。
私も黒猫を飼うようなことがあれば、ジジという名前はちょっとかわいそうなので・・・主人公のキキという名前で飼おうかと思っていたりなんかしちゃっています。
そんなことを書いていると、「昔飼っていた子猫が黒猫で生まれてきたら、また飼ってもらえるの?」と話しかけてきます・・・
本当にそれもいいかも・・・
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まとめ
黒を象徴する闇や影があるからこそ、他の色が鮮やかに浮かび上がる。光が美しく輝くことができる。
黒は、スピリチュアルでは「未知」「神秘的」「無意識」などを表し、可能性や隠れた才能や力という捉え方もできる。
黒猫は、小説や映画で不吉の象徴とされたことや魔女の遣いされたことによって、不吉なイメージがついてしまったが、昔から日本では福猫として親しまれたり、招き猫にも使われる存在であった。
ニュージーランドやアメリカ、イングランド、フランス、中国、古代エジプトと世界各国が黒猫を幸運の象徴している。
黒猫を見た時の意味や解釈、メッセージは、基本的には黒猫に対してどのような印象をもったのか?感情を持ったのか?ということが大事。